快適度とは乗組員が感じる船内の快適さの値です。数値が高いほど快適であり良い状態です。
「快適度」は、さらに「作業の快適度」「余暇時間の快適度」「睡眠快適度」の3つに分かれます。
ステータスの快適度
乗組員の、ステータスの一番下にあるのが快適度のパラメータです。
これが低いと、乗組員に様々な悪影響があります。
ステータスの快適度は基本数値が50で、その乗組員が受けた宇宙船内の快適度の、一定時間の合計で上下します。つまり、その乗組員が船内の快適ではない場所でずっと作業していれば、快適度のパラメータは下がっていきます。
快適度のパラメータを上げるには、船内をできるだけ快適にしなければいけません。ただし、不快さは完全には取り除けません。
「大きな不快感」は不快にさらされ続けた乗組員に現れる状態です。
宇宙船内の快適度
宇宙船内の快適度とは、配置された設備の快適さの合計値です。
確認するには、右下のビューモードからソファーのアイコンを選びます。
「快適度」は、「作業の快適度」「余暇時間の快適度」「睡眠快適度」の3つに分かれます。右下の「歯車」・「コーヒーカップ」・「月」アイコンで、ビューを切り替えられます。作業部屋や廊下では「作業の快適度」を、余暇空間では「余暇時間の快適度」を、寝室では「睡眠快適度」に気を付けます。
設備が快適度に影響を与える
船内の設備のほとんどが、「快適度」に影響を与えます。
それぞれの設備の快適度は、建造する際の説明に書かれています。
この数字の左から作業/余暇/睡眠の快適度になります。エナジウム発電機は「作業の快適度」マイナス20です。
これが、エナジウム発電機の「作業の快適度」をビューで見たものです。広がっているのは不快さです。この不快さは取り除くことができません。
そこで壁で囲むことで不快さが及ぶ範囲を減らすことができます。
これで部屋の中に不快さを閉じ込めることができました。(ドアの前にあるのは、ドアの照明と発電機自体の明かりです)
ただし、壁は万能ではありません。不快さが強い場合、完全には防いでくれません。
「睡眠快適度」がマイナス50と高いので、壁から不快さが漏れています。これを防ぐ手立てはありません。
次に「リサイクラー」の「作業の快適度」を見てみましょう。
「リサイクラー」は「作業の快適度」マイナス20です。
「リサイクラー」の中心部分はマイナス20ですが、そこから離れるにしたがって不快さは減少していきます。一番外側でマイナス2になっています。
次に「金属精製装置」を配置します。
「リサイクラー」と「金属精製装置」の間は、両方の不快さが足し算されマイナス30になっています。このように、「快適度」は累積します。
ただし、どれだけプラスを積み上げても、そこにマイナスが入るとプラスは0になります。
壁を超える不快さは完全に防ぐことができません。部屋の大きさを広げていくと、壁なしに近づいていきます。
壁を2枚にしても、1枚の場合と変わりません。
したがって、快適度だけで見た場合は一番狭く部屋を作ったほうが効率が良いです。壁を超える不快さは、部屋の配置で対応します。
次に、寝室について見てみましょう。
酸素発生装置は水を入れる部分を中心に周囲2マスに睡眠の不快さを出しています。
酸素発生装置の正面と右側には寝室を配置できますが、後ろと左側には配置できません。
どうしても配置したい場合は、トイレなどをはさむと良いでしょう。
基本的には、寝室と余暇空間とその周囲の部屋の配置だけを考えればよいです。
施設の快適度を画像で知りたい場合はこちら↓
作業の快適度
「作業の快適度」とは、余暇と睡眠以外の時間の快適度です。「作業の快適度」という名前ですが、実際に作業しているかどうかは関係がありません。
「作業の快適度」は、産業機械や宇宙船の基本的な設備ほぼすべてで不快さが発生します。この不快さを消す方法は存在しません。(ゲーム的に、作業ではマイナスを、余暇と睡眠ではプラスを受けて相殺して五分五分にしようというシステムです)
「作業の快適度」をプラスする設備は、照明しかありません。そして、その数値も微々たるものです。しかし、明るさには作業速度向上や、事故率低減などの効果があります。
余暇時間の快適度
「余暇時間の快適度」とは休憩する時間の快適度です。乗組員はスケジュールで決められた時間に休憩します。
「余暇時間の快適度」は、産業機械や宇宙船の基本的な設備ほぼすべてで不快さが発生します。この不快さを消す方法は存在しません。したがって、不快さが発生する設備を余暇空間に置かないことが大事です。
また、壁は不快さを完全には防いでくれません。不快さが壁を越えていないか注意しましょう。
「余暇時間の快適度」をプラスする設備は以下になります。
ライト各種/+1~5 |
テーブル各種/+5 |
X1椅子/+5 |
X1ソファー各種/+10 |
装飾品各種/+5 |
ジュークボックス/+20 |
アーケード筐体/+20 |
装飾用の聖なる牛/+10 |
これらの設備を配置しプラスを積み上げていきます。
余暇快適度は同じ種類は累積せず、一番高い数値が適用されます。
「観葉植物」「緑の壁」は装飾品、「装飾用スクリーン」「装飾用の聖なる牛」は芸術に分類されます。
睡眠快適度
「睡眠快適度」とは睡眠時間の快適度です。乗組員はスケジュールで決められた時間に睡眠します。
「睡眠快適度」は、産業機械や宇宙船の基本的な設備ほぼすべてで不快さが発生します。この不快さを消す方法は存在しません。したがって、不快さが発生する設備を寝室に置かないことが大事です。
また、壁は不快さを完全には防いでくれません。不快さが壁を越えていないか注意しましょう。
「睡眠快適度」をプラスする設備は以下になります。
ベッド/+20 |
二段ベッド/+12 |
ベッドサイドテーブル/+5 |
これらの設備を配置しプラスを積み上げていきます。
実際の運用方法
この画像は一見良さそうな宇宙船です。
特に問題ない宇宙船内に見えますが、「作業の快適度」には問題があります。
「エアロック」から各部屋に行くまでの間に、「エナジウム発電機」「工具施設」「浄水装置」があり、不快さを受けます。特に「保管庫」と「リサイクラー」を何度も往復すると、かなりの不快さを受けます。
さらに「エアロック」周辺には、「シャトルハンガー」「酸素発生装置」「ガス清浄装置」があり不快さを受けます。
これを改善するには、各設備を壁で囲み不快さを閉じ込めることが必要です。頻繁に作業が行われる「エアロック」周辺には「シャトルハンガー」は設置しないほうがよいでしょう。
これが改善後の船内です。不快な設備を個室に入れ、「エアロック」周辺からは「シャトルハンガー」を移動させました。
ポイントは、「廊下を作る」「廊下には不快な設備を置かない」「行き止まりの部屋を作り、そこに産業機械を置く」です。
快適度に影響を与えない設備
設備の中には「快適度」に不快な影響を与えないものがあります。これらを上手に活用すると、船内のデザインの幅が広がります。
「作業の快適度」に不快な影響を与えない設備
- ベッドサイドテーブル
- 遮蔽物
- テーブル各種
- X1椅子
- X1ソファー各種
- 装飾品各種
- 装飾用オブジェクト
- ISPディスペンサー
- 研究ラボ
- 研究ワークベンチ
- 医療ベッド
- ハイパースリープチェンバー
- X2ハイパースリープタンク
- ジュークボックス
- アーケード筐体
- 温度調節装置各種
- 換気口
- 小型・大型電力ノード
- 電力容量ノード
- 予備電力ノード
- ソーラーパネル
- 藻類配膳装置
- 厨房
- アルコール飲料マシン
- 光源付き栽培床
- ロボット保管所
- 遺体収容所
- 小型・大型保管庫
- 貨物ポート
- 宇宙服ロッカー
- X1エアロック
- 航空コンソール
- 作戦コンソール
- シールドコンソール
- 武装コンソール
- 船体スタビライザー
これらはエアロック周辺や、廊下に配置しても問題ありません。壁を越える、余暇と睡眠快適度には注意しましょう。
エアロック周辺に各種コンソールとソーラーパネルを配置した形。宇宙船のコントロールルームっぽくなる。
エアロック周辺に余暇施設を配置した形。船外から帰ってきてすぐに休憩できる。廊下には「ソーラーパネル」「ハイパースリープチェンバー」「研究ラボ」「研究ワークベンチ」が配置してある。
エアロック周辺に研究施設を配置した形。大型研究所。
エアロック周辺に光源付き栽培床を配置した形。食料工場。「水回収装置」と「CO2生産装置」は壁で囲む必要がある。
「余暇時間の快適度」に不快な影響を与えない設備
- ベッドサイドテーブル
- 遮蔽物
- 装飾用オブジェクト
- ISPディスペンサー
- X2ハイパースリープタンク
- 温度調節装置各種
- 換気口
- 小型・大型電力ノード
- 予備電力ノード
- 藻類配膳装置
- 厨房
- アルコール飲料マシン
- ロボット保管所
- 遺体収容所
- 小型・大型保管庫
- 貨物ポート
- 宇宙服ロッカー
- X1エアロック
これらは余暇空間に配置しても問題ありません。壁を越える、作業と睡眠快適度には注意しましょう。
余暇空間に倉庫を配置した形。観葉植物で目隠しをしてある。
「睡眠快適度」に不快な影響を与えない設備
- 遮蔽物
- テーブル各種
- X1椅子
- X1ソファー各種
- 装飾品各種
- 装飾用オブジェクト
- ISPディスペンサー
- X2ハイパースリープタンク
- 温度調節装置各種
- 換気口
- アルコール飲料マシン
- ロボット保管所
- 遺体収容所
- 小型・大型保管庫
- 宇宙服ロッカー
- X1エアロック
これらは寝室に配置しても問題ありません。壁を越える、作業と余暇の快適度には注意しましょう。
寝室にちょっとした余暇空間を配置した形。個人部屋っぽくなる。
コメント